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会長からのメッセージ(1)
ご挨拶
  さる5月26日開催の平成27年度通常総会において、役員改選が行われ、会長に選任されました。大日本山林会は、明治15年(1882)に設立され、今年で133年になります。会長としては21人目。重責を果たすことができるかどうか、大変緊張しています。全力を尽くして、頑張ってみようかと思いますので、会員の皆様、理事、参与の皆様のご支援、ご鞭撻、ご協力をお願い申し上げます。
 山林会は、公益に資する法人として、民間林業の振興に寄与するというのが設立目的になっています。箕輪光博前会長、大貫仁人元会長は、ともに、森林の経理、運営、管理の専門家でした。山林会の会長としては、こういった分野の方がふさわしいでしょう。私は、森林総合研究所で、ずっと樹病の研究を行ってきました。菌と樹木については、少し詳しいと思います。しかし、森林の管理・運営については、できるだけ逃げたいという気持ちで過ごしてきました。これからは、そうはいかないということも分かっています。会員の皆様から、教えていただきながら、山林会の運営を進めてまいります。
 小さい時から、植物が好きで、植物と関わって生きていこうと決め、その通りにしてきました。無趣味で、ゴルフも魚釣りもやりません。前会長のように、碁も、絵も、歌も、数学さえもと、なんでも一流になる人の後任は、やりにくいの一言です。唯一の趣味は、走ること。小学校から大学まで、長距離ランナーとして、ほとんどの時間と体力を使っています。父は、「グラウンドに脳みそをまき散らしながらの毎日で、それで大丈夫か」と、つまり、「卒業できるのか」と、心配していました。走りすぎて心臓を壊し、今は、駅伝やマラソンは見るだけ、評論家になっています。
 走ることができなくなってからは、もっぱら、歩くことに専心しています。カメラを持って、樹木を観察しながら、ひたすら歩いています。これからは、『山林』や「会長からのメッセージ」の欄を通じて、木の花、木の実の紹介をしていきます。
 木の名前を知ることが、木や森に親しむためには必要です。名前を覚えなければ、好きにも、嫌いにもなれないと、言い続けてきました。多くの人々に、木の名前を知れば、自然に木が好きになり、森をあるくことが楽しくなることを伝えていたいと思います。我田引水ではありますが、それが、林業復権にもつながることを願っています。


平成27年7月   田中 潔



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バックナンバー(前々々会長)