大日本山林会では、平成22年度から、林業経営の現場における技術的な発明や資材の有効活用のほか、女性の活躍その他経営の改善に役立つ創意工夫事案を顕彰する「林業経営『創意工夫』表彰行事」を実施しています。
表彰の対象は、森林造成から伐採・搬出、林業経営・管理など、広範囲にわたっています。
募集は、毎年、9月1日に開始し、締め切りは翌年1月末日です。
2~3月に学識経験者からなる審査委員会において審査を行い、5月に開催される本会の通常総会の場で表彰いたします。
賞には、優秀賞と奨励賞があり、大日本山林会会長から賞状と副賞が授与されます。
応募される場合は、
①「創意工夫」を開発されたご自身(グループ等を含む)から申請していただく
②関係者から推薦していただく
2つの方法があります。
これまでに受賞された方及び受賞内容は、以下のとおりです。
優秀賞 キャンパーに森林をレンタルするフォレンタ
(既存の人工林をそのまま活用したキャンプエリア)
(令和5年度受賞)
現場の声を反映した林業用トラックの開発
(令和4年度受賞)
[参考]応募の対象分野として考えられる事例
1.森林造成
- ①低コスト施業システム
- ②シカなどの獣害対策
- ③優良な苗木の供給
- ④機械・道具類の改良
- ⑤病虫害の防除対策
- ⑥その他
2.伐木・造材・搬出
- ①低コスト作業システム
- ②路網開設と維持管理
- ③機械・道具類の改良
- ④効率的な間伐作業
- ⑤その他
3.森林の経営・管理
- ①施業意志決定システム
- ②境界明確化
- ③森林情報整備
- ④森林の取り扱い方法
- ⑤効率的で儲かる林業
- ⑥里山管理
- ⑦効率的な調査方法
- ⑧その他
4.その他
- ①森林・林業教育
- ②森林環境教育
- ③生物多様性保全
- ④カーボンクレジット問題
- ⑤その他