2006年7月2日
小林 富士雄
「山林」7月号の裏表紙で公告しましたように、平成18年の現地研修会は「台湾の森林・林業視察」というテーマで行います。来年1月に大日本山林会が創立125年を迎えるので、創立記念特別企画の一部として行うものです。
10月27日(金)から31日(火)4泊5日の限られた日程のなかで、かつて日本にも大量に輸入され、いまも皇居や明治神宮など多くの建造物に名残を留めている、台湾檜、紅檜など貴重材の産地として日本の林業人にも馴染みの太平山、阿里山のほか、巨木が残る明池、棲蘭など森林地帯を巡るものです。この4地域は21ある台湾の国家森林公園のなかでも代表的なものです。国家森林公園の一部は、有料の「森林遊楽区」として林務局が管理しています。
この回では阿里山を写真で紹介します。私は台湾に5回伺いましたがそのうち3回阿里山森林遊楽区を巡りました。魅力ある森林や風景ばかりでなくかつての日本の跡が残りしかも大切に保存されていることに感動します。
2006年7月 小林 富士雄